2021年ピアソラ生誕100周年のクリスマスにタンゴケリードが日本で初めてオペラ形式で行なった舞台は、鳴り止まない満場のスタンディングオベーションと高品質な配信も話題となり、歴史的な公演となった。2023年にも前公演に引き続き、同メンバーでのコンサート形式での公演を実施。古典からのタンゴを熟知したミュージシャン・研究家が主軸になり集結した形になっているからこそ、さらに真髄に迫る、劇場型コンサートとして好評を得た。そして、2026年。ピアソラの最高峰として重要な本作品がついに関西へ初上陸を果たす。詳細は追って解禁予定。ぜひお見逃しなく。
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1968年にスランプに陥っていたピアソラが詩人のオラシオ・フェレールと組んで発表し、スランプから見事に脱却したことで知られるオペリータ(小オペラ)。
田舎から出てきたマリアは悲しみと絶望のうちに死んで、影となって街をさまよい、やがてもう1人のマリアを出産する。
これはキリストの受難や復活、そして誕生を、タンゴを擬人化した主人公になぞらえ、当時の世相や矛盾なども含みながら描いたタンゴのたどった道筋のことだ。このメタファーと音楽、歌手2名、朗読1名、器楽奏者11名と群読、そしてこだわりの字幕があなたを場末のブエノスアイレスへ案内しよう。
アストル・ピアソラの最高傑作である本作品。これまでマリア役を演じた小島りち子さんから、未来のマリアへバトンを引き継ぎます。 私たちと共に、新たなエネルギーを生み出してくれる方を募集します。 来年春には、関西初の公演が決定しています。今後も公演の機会を設てゆく予定です。オリジナルフル編成のタンゴオーケストラと共に、ピアソラとフェレールの最高傑作を創り上げましょう。